*教会法改定、女性の奉仕職公式任命が可能に
記事年月 | 2021年1月-3月 |
---|---|
号数 | 90 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | バチカン(聖座(Holy See)) |
トピック | |
タイトル | *教会法改定、女性の奉仕職公式任命が可能に |
本文 | 教皇フランシスコは1月11日、自発教令(教皇自身が発する公式文書で主に書簡の形式を取る)として使徒的書簡『スピリトゥス・ドミニ(主の霊)』を公開した。そこでは『新教会法典』第230条(1)を改定して、それまで男性信徒に限定されていた朗読奉仕者(ミサ朗読者)及び祭壇奉仕者(侍者)の奉仕職を女性にも開くことが命じられた。世界中のカトリック教会では以前から、現実には多くの女性がこれらの奉仕職を務めてきたが、教会法に照らして、それらは公式の任命に基づくものとはされてこなかった。今回の改定は教会法を現実に合わせたものと言える。ただし、教皇フランシスコの同書簡は、司祭叙階は男性に限られるとする従来の方針を堅持している(カトリック1/24ほか)。 |