*安楽死容認法に対するカトリック教会の反発

*安楽死容認法に対するカトリック教会の反発

記事年月 2021年1月-3月
号数 90
媒体 国外
大分類 【B-7. 西ヨーロッパ】
国名 ポルトガル
トピック
タイトル *安楽死容認法に対するカトリック教会の反発
本文  ポルトガル議会は1月29日、医師の薬物投与による「積極的安楽死」を認める法案を可決した。賛成136、反対78、棄権4だった。安楽死に反対するカトリック司教会議は、「悲しみと憤慨を表明する。新型コロナウイルスの感染拡大が人命の貴重な価値について与えた教訓を否定している」とコメントした。現地紙によると、安楽死を目的とした外国人の流入を避けるため、同法の適用は18歳以上の精神的に健全なポルトガル国籍保持者及び合法的居住者に限定される。回復手段がなく極度の苦しみを抱え、安楽死を複数回要望していることが「積極的安楽死」の要件になるという(キリスト2/11ほか)。だが、憲法裁判所は3月15日、安楽死を認める要件が曖昧であるとして、この法案に差し止めの命令を下した(赤旗3/18)。
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