*自殺者数が11年ぶりに増加
記事年月 | 2021年1月-3月 |
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号数 | 90 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-8.その他の宗教関連事象】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *自殺者数が11年ぶりに増加 |
本文 | 1月22日と3月16日の警察庁と厚生労働省による発表で2020年の自殺者数が2009年以来11年ぶりに増加に転じたことが分かった。確定値としては前年比で4.5%(912人)増の2万1,081人。男性が例年通りの減少傾向にあるのに対して、女性が前年比で15.4%(935人)増となり、1998年に次いで2番目の伸び率となった。同省はこの結果をコロナ禍の長期化による生活の困窮や健康問題、親子・夫婦間での家庭問題などの深刻化に関係すると分析している(日経・東京・夕1/22、読売・東京・夕1/22、3/16ほか)。 また、同年1月~11月の統計を基にした年代別の分析では、若年層の自殺率増加が目立ち、中でも小中高生の自殺者は同様の統計のある1980年以降で最多を更新した。同省自殺対策推進室はコロナ禍による長期休校・外出自粛による学業や進路、家族の不和に悩む学生が増加した影響を指摘している(産経・東京3/17)。1月22日時点での結果を受け、同省は夜間の電話相談窓口を強化することを発表した(読売・東京1/27)。 [→『ラーク便り』89号32頁参照] |