*臨床宗教師85%が活動自粛
記事年月 | 2021年1月-3月 |
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号数 | 90 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | |
国名 | 日本 |
トピック | 文化時報 |
タイトル | *臨床宗教師85%が活動自粛 |
本文 | 1月13日に龍谷大学大学院実践真宗学研究科が開いた「臨床宗教師研修の闇と光」で、医療機関や福祉施設でボランティア活動をする臨床宗教師のうち85%が活動を休止していることがアンケート調査の結果より明らかにされた。同調査は2020年夏に東北大学大学院の谷山洋三准教授と天理医療大学の山本佳世子講師が共同で行い、日本臨床宗教師会と日本スピリチュアルケア学会の会員104人が昨年2月以降の活動状況について回答したもの。それによれば医療機関や福祉施設でボランティア活動を行う35人のうち、30人は施設の要請や自身の判断で活動を自粛しているとのことで、臨床宗教師や医療スタッフへの業務集中を懸念する声やオンラインなどを通じて施設外で工夫して活動している報告なども聞かれた。谷山准教授は米国におけるチャプレンの扱いとの比較を通じ、「エッセンシャルワーカー」として認められていない臨床宗教師の実情にも言及し、その位置づけの確立を今後の課題として語った(2/8)。 |