*「生きやすさ」向上システム開発へ
記事年月 | 2021年4月-6月 |
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号数 | 91 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | |
国名 | 日本 |
トピック | 中外日報 |
タイトル | *「生きやすさ」向上システム開発へ |
本文 | 仏教対話AI「ブッダボット」を開発する研究者らは5月14日、鬱や極限状態にある人の心を和らげ「生きやすさ」を向上させるシステムの開発を始めたと発表した。粉末状のセンサーを使って生体情報を体表で把握し、感情を理想的状態に導く技術で、「サイキ・ナビゲーション・システム」(PNS、心のナビゲーションシステム)と名づけた。2030年までに宗教書や哲学書などの伝統知をDX(デジタル・トランスフォーメーション)することを目指しており、ブッダボット開発もこの一環。市民との対話によって感情の種類をマッピングしたうえで、情動調整能力が高いと考えられる仏教の高僧にセンサーを取り付け、外的刺激を受けた際の感情遷移を調べる。その後、高僧と一般人の感情遷移の対比を逆算し、感情を理想状態に導くアクチュエーター(装置)を構築する。2050年までに社会インフラとして整備することも視野に入れているという(5/21)。 [→『ラーク便り』90号28頁参照] |