*大麻草規制見直しをめぐる動き
記事年月 | 2021年4月-6月 |
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号数 | 91 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | |
国名 | 日本 |
トピック | 文化時報 |
タイトル | *大麻草規制見直しをめぐる動き |
本文 | 三重県議会は3月23日、神社関係者らでつくる一般社団法人伊勢麻振興協会からの請願を全会一致で採択した。請願では大麻草が日本の伝統文化や生活にとって大切であり、県内で精麻生産が安定的に維持・継承される必要があると訴えている。これを受けて同日、県議会は「大麻草の栽培と利用に関して十分な検証を行うよう強く要望する」などとする意見書を首相らに送付した。 また厚生労働省は5月28日に第6回「大麻等の薬物対策のあり方検討会」を開き、「神事などに使用される大麻草」の「合理的でない規制の見直しや指導の弾力化を行うべきではないか」との意見を明記した「とりまとめ案」を示した。現行の大麻取締法では大麻草の部位によって規制対象を定めているが、検討会では幻覚作用を有する成分THCの含有率で規制対象を判断する案が提示された。新田均・皇学館大学教授は「神事のための麻の生産を守る上で非常に大きな前進だ」と語る(4/19。中外日報5/28に関連記事)。 |