*浄土宗平和賞、他宗派僧侶の表彰も検討

*浄土宗平和賞、他宗派僧侶の表彰も検討

記事年月 2021年4月-6月
号数 91
媒体 専門紙
大分類
国名 日本
トピック 文化時報
タイトル *浄土宗平和賞、他宗派僧侶の表彰も検討
本文  浄土宗平和協会は5月25日に開かれた専門委員会で、浄土宗平和賞の選考基準について、浄土宗以外の仏教団体に所属する僧侶も対象とする方針を固めた。理事会の承認後、宗内局との調整を行う。同賞は2008年、平和活動に取り組む浄土宗教師や関連団体を顕彰する目的で創設され、これまでに12の団体・個人を表彰してきた。受賞者は国内で福祉活動などに取り組む団体が主で、世界平和を目指す団体の表彰は1回のみ。2020年からは選考対象を絞り、紛争や人権侵害の解決に取り組む団体を選ぶことにしたが、2020年度、2021年度ともに候補団体が挙がらなかった。国内で社会貢献を行う浄土宗僧侶は多いが、世界平和に取り組む宗派関係者は少ないことが背景にあるとみられ、今後は宗派にこだわらず顕彰することにした。一方、「さまざまな政治的立場の団体や個人が対象となるため、イデオロギーの対立に巻き込まれる可能性もある」との指摘もなされた(6/3)。
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