*墓誌を収納できる石材墓に特許
記事年月 | 2021年4月-6月 |
---|---|
号数 | 91 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *墓誌を収納できる石材墓に特許 |
本文 | 沖縄県那覇市の石材総合メーカー「沖縄関ヶ原石材」が故人の氏名や命日などを刻んだ「墓誌」を収納できる石材墓を開発し、5月13日付で特許を取得した。考案された墓は前面の袖上部にプレート型の墓誌を収納することを可能にしたもの。沖縄では遺骨を納めた厨子瓶(ずしへい)などに故人の名前などが記され、普段は見ることができないため、遺族から墓誌作成の希望が同社へ寄せられていた。そのために同社社長は、取り出して確認できるプレート型の墓誌を開発するとともに、墓の構造内に収納することを考案した。同墓は既存の墓でも施工できるものであり、狭い土地での運用やプライバシーの保護も可能にする。同社社長は開発の意義について、沖縄の清明祭など家族や親戚が集まる文化に言及しつつ、「祖先について語り合う機会が増えるといい」と語っている(沖縄タイムス・那覇6/9)。 |