*県実施の政治意識調査をめぐる「思想・良心の自由」を問う裁判
記事年月 | 2021年4月-6月 |
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号数 | 91 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-6.政治と宗教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *県実施の政治意識調査をめぐる「思想・良心の自由」を問う裁判 |
本文 | 奈良県が2019年に行った「政治意識調査」で投票先や政治信条を尋ねたのは憲法が保障する思想・良心の自由を侵害し、投票の秘密を定めた公職選挙法に違反しているとして、調査会社に対する県の業務委託費約700万円の支出差し止めを求めた住民訴訟の判決で、奈良地裁は5月20日、住民側の請求を棄却した。判決では、知事の好感度を尋ねる質問が含まれることから「行政の中立性に疑義を抱くことは理解できる」としたが、回答を強制していないことから「思想・良心の自由を侵害したとは認められない」とした。住民側は控訴する方針(毎日・東京5/21ほか)。 |