*やまゆり園でのパラリンピック採火、遺族らの反対受け中止
記事年月 | 2021年4月-6月 |
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号数 | 91 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-8.その他の宗教関連事象】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *やまゆり園でのパラリンピック採火、遺族らの反対受け中止 |
本文 | 2016年7月に利用者ら45人が殺傷された知的障害者施設「津久井やまゆり園」(神奈川県相模原市)で東京パラリンピックの聖火リレー採火式を行うと相模原市が発表した問題で、事件の遺族や被害者家族から反対が相次ぎ同市は5月7日に採火の中止を表明した。 当初同園での採火を提案した本村賢太郎市長は「事件を風化させず、誰一人取り残すことのない共生社会の実現に向けた誓いを込めて実施したい」と採火実施の意図を説明していた(読売・東京4/1)。しかし3月31日に採火計画の発表を受けた遺族らは次々と反対の考えを明らかにし、4月13日に同市を訪れ直接中止を申し入れた(東京・東京4/14ほか)。遺族らは「園は事件のあった場所で、フェスティバルをする場所ではない」と会場の変更を強く訴え、さらに障害者団体や市民も反対意見を表明する要請書を提出(毎日・東京4/14、東京・東京4/30ほか)。同市は反対意見を受け取り臨時記者会見で中止決定を表明するに至った(東京・東京5/8、毎日・東京5/8ほか)。 |