*ヒト受精卵14日超えの培養が解禁
記事年月 | 2021年4月-6月 |
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号数 | 91 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-8.その他の宗教関連事象】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *ヒト受精卵14日超えの培養が解禁 |
本文 | 国際幹細胞学会は5月26日、幹細胞研究に関する倫理指針を改定し、ヒトの受精卵(胚)を研究のために14日を超えて培養することを認めた。ヒトの胚は受精後14日を超えると細胞が発達し個体としての成長を始めるため、倫理的観点から培養期間を14日以内に制限、あるいは禁止することが各国の法律や指針で定められている。だが重要な変化が見られるとされる受精後14日~28日の胚の形成については不明な点も多く、解禁を求める声が研究者の間で強まっていた。研究が進むことにより不妊や流産、生まれつきの病気の治療開発につながる期待もあるが、実際に研究を行うかどうかは各国の規定に委ねられている。内閣府の生命倫理専門調査会の事務局担当者は同学会の指針改定を注視しているとし、「必要に応じて議論していくことになるだろう」と話している(朝日・東京5/27、読売・東京6/4)。 |