*無人島で暮らすロヒンギャ難民が政府に抗議
記事年月 | 2021年4月-6月 |
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号数 | 91 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | バングラデシュ |
トピック | |
タイトル | *無人島で暮らすロヒンギャ難民が政府に抗議 |
本文 | 5月31日、ベンガル湾に浮かぶバシャンチャール島で難民生活を送るロヒンギャ難民約千人が、バングラデシュ政府に待遇改善を求める抗議を行い負傷者が出た。2017年、隣国ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャ約70万人が難民としてバングラデシュに逃れ、南東部の難民キャンプで生活を開始。2020年12月にバングラデシュ政府がその一部をバシャンチャール島に移送する計画に着手し、現在、島には約1万8千人が暮らす。今回、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が同島を訪問し難民代表と対話を行うことになっていたが、対話への参加者はバングラデシュ政府が選出した難民のみ。島での生活の苦境を訴えたい人々が対話会場に詰めかけ、一部が警備員に向かって石を投げつけるなど小競り合いに発展した。難民が要求しているのは食料費の支給で、抗議に参加した男性は「ここでは収入が得られず、6人の子どもを育てるのは苦しい」と窮状を訴えた(読売6/2ほか)。 |