*内村鑑三の「今井館」、東京・本駒込に移転

*内村鑑三の「今井館」、東京・本駒込に移転

記事年月 2021年7月-9月
号数 92
媒体 専門紙
大分類
国名 日本
トピック キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞
タイトル *内村鑑三の「今井館」、東京・本駒込に移転
本文  内村鑑三とその後継者の関係資料を収集する今井館が目黒区中根から文京区本駒込に移転する。新しい今井館の完工は9月末、オープンは11月の予定。今井館とは、内村鑑三の雑誌の愛読者で実業家の今井樟太郎の遺志を受け、妻信子が内村鑑三に寄付した千円を元手にして、1907年に柏木(現在の新宿区北新宿)の内村邸内に建てられた講堂のこと。内村は死の直前までそこで福音を説き続けた。内村の没後は区画整備に伴い1935年に目黒区中根に移転。矢内原忠雄も聖書講義を行った。1986年には図書資料センターを増設。2001年にはNPO法人今井館教友会が設立され、今井館の管理運営を担うことになり、さらに2003年には寄附により資料館を新築した。だが近年では、地価の高騰により資金が枯渇してしまうのではないかと懸念されていた。そうしたなか、無教会の信徒から文京区本駒込の土地を好条件で貸し出すとの申し出があり、今回の移転に繋がったという(キ7/1)。
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