*「御師(おんし)」の役割を学ぶシンポジウム

*「御師(おんし)」の役割を学ぶシンポジウム

記事年月 2021年7月-9月
号数 92
媒体 専門紙
大分類
国名 日本
トピック 中外日報
タイトル *「御師(おんし)」の役割を学ぶシンポジウム
本文  三重県伊勢市で7月24日、1871年の「神宮御改正」で廃止された「御師」についてのシンポジウムが開かれた。基調講演した民俗学者で神職の神崎宣武氏は、近世の御師の実態を解説。御師は伊勢神宮非公認の存在だったが、出向いた先では「お伊勢さんが来た」と厚く迎えたと記録に残ると語った。コメンテーターの音羽悟・神宮司庁広報課長は、「制度は廃止されても御師の精神は息づいている。各地域で根付いた信仰が現在につながっている」と御師の役割を指摘した。伊勢市では、御師廃止150年を機にまちづくりの観点で振り返る「伊勢の御師フォーラム2021」が11月まで各所で催されている(8/4)。
[→『ラーク便り』91号21頁参照
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