*教皇のスロバキア訪問
記事年月 | 2021年7月-9月 |
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号数 | 92 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | バチカン(聖座(Holy See)) |
トピック | |
タイトル | *教皇のスロバキア訪問 |
本文 | 教皇フランシスコは9月12日から15日にかけてスロバキアを訪問した。同国は総人口540万人のうち、約74%がカトリック信徒。訪問2日目には、同国の政府関係者らとの会見後、首都ブラチスラバの聖マルチノ大聖堂に向かい、同国の信者らとの集いをもった。訪問3日目には、東部コシツェでロマ民族の共同体を訪ねた。かつて「ジプシー」とも呼ばれたロマは、ヨーロッパにおいて長らく差別と迫害の対象になってきたが、スロバキアには約50万人のロマが暮らしている。教皇は2万人以上の若者たちとともに集いを開き、眼前の享楽だけを追求する「つかの間の文化」に流されないよう励ました。最終日には、西部シャスティンの聖母聖堂を訪れた。同聖堂に安置されている「悲しみの聖母」像は16世紀に制作されたもので、同国のカトリック教徒の崇敬を集めている。同聖堂近くで開かれたミサには約6万人が参加し、フランシスコは「信仰の模範」としてのマリアに関する説教を行った(カトリック9/26・10/3合併号)。 |