*厳格な中絶禁止法を最高裁が容認
記事年月 | 2021年7月-9月 |
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号数 | 92 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-8. 北米・中南米】 |
国名 | アメリカ |
トピック | |
タイトル | *厳格な中絶禁止法を最高裁が容認 |
本文 | テキサス州で9月1日、胎児の心拍が確認された後の人工妊娠中絶を原則禁止する州法が発効した。医療機関などが同法の差し止めを要求したが、連邦最高裁が同日、5対4で請求を退ける決定を行った。米国では1973年の最高裁判決で人工妊娠中絶が女性の権利として認められたが、この判決を実質的に覆したことになる。この決定に対しキリスト教福音派などの保守派が歓迎する一方、リベラル層は猛反発している。同法は刑事罰を設けておらず、代わりに中絶を行った医療従事者などに誰でも民事訴訟が起こせるとしており、反対派はこの仕組みを「告発を奨励するものだ」と批判している(朝日9/3ほか)。 |