*返還遺骨が眠る浦幌(うらほろ)墓園に慰霊碑建立
記事年月 | 2021年7月-9月 |
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号数 | 92 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *返還遺骨が眠る浦幌(うらほろ)墓園に慰霊碑建立 |
本文 | アイヌ民族団体「ラポロアイヌネイション」(北海道浦幌町)は8月21日、北海道大学や東京大学などから返還されたアイヌ民族の遺骨が眠る町営浦幌墓園に慰霊碑を建立し、祈りを捧げた。同団体は北大や東大などを相手に遺骨返還を求める訴訟を起こしていたが、2020年8月までに和解が成立し、遺骨は同墓園に再埋葬された。縦横40cmほどの慰霊碑には、かつてアイヌ民族が生活の糧としていたとされるサケのデザインが施された。碑文には「これらの遺骨は大学教授らが『研究名目』でコタンの墓地から掘り起こした遺骨です」と記され「北大95体」「東大6体」などの内訳が記載されたほか、「これからは故郷の土の中で安らかにお眠りください」と鎮魂の文字が刻まれた(北海道・札幌8/22、十勝毎日・帯広8/22)。 [→『ラーク便り』88号小特集参照] |