*SDGsと曹洞宗宗旨の調和を明確化
記事年月 | 2021年10-12月 |
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号数 | 93 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | |
国名 | 日本 |
トピック | 中外日報 |
タイトル | *SDGsと曹洞宗宗旨の調和を明確化 |
本文 | 11月23日に曹洞宗の第137回通常宗議会で鬼生田俊英・宗務総長が宗旨とSDGsの関係について説明した。説明が行われたのは大本山總持寺系宗政会派總和会に所属する議員の総括質問に対する答弁。同議員はSDGsが宗門の認知度を高め、過疎問題対策としても大きく期待されることを踏まえた上で、宗旨や教義とSDGsがどのように調和するのか明確化し、公表する必要性を主張した。それに対し、宗務総長は「禅戒一如」と「修証不二」を実践することが教義の大綱であるとする宗憲第5条を引用し、SDGsがこの文脈において人々の苦しみを和らげるよう願い行動する菩薩の信仰実践として位置づけられると解説した。また、1991年以降人権・平和・環境をスローガンに貧困や差別、環境、紛争などの問題に取り組んできた宗門の活動とSDGsにおける人々の連携という目標・理念が同意であるとも説明した(12/5)。 |