*浄土宗金皇寺(きんこうじ)、全国初の国有化と解散完了

*浄土宗金皇寺(きんこうじ)、全国初の国有化と解散完了

記事年月 2021年10-12月
号数 93
媒体 専門紙
大分類
国名 日本
トピック 文化時報
タイトル *浄土宗金皇寺(きんこうじ)、全国初の国有化と解散完了
本文  浄土宗金皇寺(島根県大田市)は10月26日付で、境内地の国有化と法人解散が完了した。同寺は、檀信徒数減少等を背景に財務状況が悪化していた上、2013年に住職が逝去したことで後継者の確保や寺院の維持が困難として檀信徒約20戸が2015年に解散を決議。解散のためには境内地・境内建物等の所有財産を処分する必要があるが、引き受け先がいなかったことから解散手続きが進んでいなかった。宗教法人法50条3項では、ある条件のもと財産を処分できない場合は「国庫に帰属する」としており、浄土宗は国と折衝し、解散完了に至った。宗教法人の資産を国庫に帰属させた初の事例で、廃寺等の解散を検討する教団から注目が集まっている(11/15)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る