*全(チョン)斗煥(ドゥファン)元大統領が死去
記事年月 | 2021年10-12月 |
---|---|
号数 | 93 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1.東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 韓国 |
トピック | |
タイトル | *全(チョン)斗煥(ドゥファン)元大統領が死去 |
本文 | 11月23日、全斗煥元大統領がソウル市内の自宅で90歳で死去した。告別式は27日にソウルで遺族らのみで営まれた。大統領経験者が死去した場合、通常は「国家葬」として営まれるが、「歴史の断罪を受けた政治軍人」などと全氏に対する世論の反発が強いことから実施されなかった。全氏は1980年5月18日に民主化を求める市民や学生を弾圧して多くの死者を出した「光州事件」を指揮した。光州事件の遺族らで作る団体は、23日に記者会見で「苦しい言い訳と責任回避に終始し、反省や謝罪もなく、犠牲者の名誉を侵害した」と全氏への強烈な拒否反応を示した。大統領府の報道官は同日、最期まで真実を明らかにせず、誠実に謝罪をしなかった点に遺憾の意を表するとし、大統領府としては弔花や弔問の予定はないと述べた。27日に李(イ)順子(スンジャ)夫人は、夫の在任中に苦痛を受けた人々に対し、夫に代わって特におわびすると謝罪した。全氏側から謝罪の言葉が出たのは今回が初めて(朝日11/24ほか)。 |