*遺灰から貴金属を取り出し活用する動き
| 記事年月 | 2022年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 94 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| タイトル | *遺灰から貴金属を取り出し活用する動き |
| 本文 | 近年の貴金属の価格上昇を背景に、歯の治療などに使われた貴金属を遺灰から取り出し財政改善に役立てようとする自治体の動きが広がっている。厚生労働省によると灰の扱いには明確な決まりはなく、自治体の判断に委ねられている。熊本市は今年2月より、遺灰から取り出した金、銀、パラジウムなどを一般競争入札にかけることにした。市営火葬場から出た灰を処理して回収した約47kgが対象であり、時価総額は1億4千万円相当。収入は、火葬場などの建て替えなどに充てる予定だという。同様の取り組みを2022年度から始める広島市によると、事前に行われた市民3千人へのアンケート調査では約7割の賛成が得られた。一方で、静岡市では売却せず灰全量の処理を年間1円で業者に委託。担当者は自治体として、遺族感情を踏まえ積極的に売却することには慎重にならざるを得ないとする(産経・東京1/21)。 |