*新義派と古義派が一堂に会し討論
| 記事年月 | 2022年1月-3月 |
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| 号数 | 94 |
| 媒体 | 専門紙 |
| 大分類 | |
| 国名 | 日本 |
| トピック | 仏教タイムス |
| タイトル | *新義派と古義派が一堂に会し討論 |
| 本文 | 2月8日、智山伝法院の特別講習会「激論 新義教学VS古義教学」と題した討論会が開催された。真言宗では法身説法の解釈をめぐる議論が900年近く続いているが、両派が同じ場所で意見を交わすことはなかったという。両派とも法身(大日如来)が真理を説くことは可能とする法身説法(=密教)の立場を取るが、高野山の流れを汲む古義派は法身そのものが法を説く「本地身説」を主張するのに対し、智山・豊山両派と新義真言宗ら新義派は法身が現れて説法する「加持身説」を取るという教学上の認識の相違がある。当日はおもに衆生の救いの有無を争点にして、両派の論陣が議論を戦わせた(2/17)。 |