*全国水平社創立100年で浄土真宗各派が声明発表
記事年月 | 2022年1月-3月 |
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号数 | 94 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | |
国名 | 日本 |
トピック | 中外日報 |
タイトル | *全国水平社創立100年で浄土真宗各派が声明発表 |
本文 | 浄土真宗本願寺派と真宗大谷派は3月3日、全国水平社創立100年に際し、各宗派代表者による声明を発表した。水平社の創立には両派の門徒や僧侶が参加しているが、水平社創立時の決議事項第3項に「東西両本願寺ガ此際我々ノ運動ニ対シテ抱蔵スル赤裸々ナル意見ヲ聴取シ其ノ回答ニヨリ機宜ノ行動ヲトル」と示されているように、歴史的に形成されてきた両教団の差別体質が指摘されており、以降の部落差別への対応が問われていた。大谷派・木越渉宗務総長は、水平社100周年に「甚深の敬意」を示しつつ、問題化している観無量寿経の「是旃陀羅(ぜせんだら)」問題に触れ、「あらゆる差別からの真の人間解放」のための取り組みを誓った。本願寺派・石上智康総長は、「親鸞聖人の同朋精神に立ち還ってほしいとの水平社の解放の願いに当時の教団がじゅうぶんに応えることができなかったことを重く受けとめたい」と反省の念を述べた(3/9)。 |