*三重県が神事用大麻の栽培に過度な指導
| 記事年月 | 2022年4月-6月 |
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| 号数 | 95 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-1.神道】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| タイトル | *三重県が神事用大麻の栽培に過度な指導 |
| 本文 | 三重県南伊勢町で神事用大麻再興に取り組む農業法人「伊勢麻」が、新たな場所での栽培免許を同県に申請した際、高額なフェンスや電気柵を設置するよう求められていたことが分かった。同法人は2018年から神事用の大麻を栽培しているが、連作障害が出たため別の場所での栽培を2021年末に県薬務課に申請。同課は、盗難防止のために近くの道路から見えないよう目隠しできるフェンスで栽培地を囲み、電気柵と監視カメラを設置するよう指導した。法人は、フェンス設置費だけでも約850万円に上ったことから新たな場所での栽培を断念した。 これに関して同課が作成した文書には、厚生労働省が現在も規制強化の方針をとり続けているとする内容の記載があった。一方同省は神事用大麻には幻覚成分が極めて微量なことから、産業用大麻の管理要件の緩和を2021年9月に通知していた。同省監視指導・麻薬対策課は県に注意したといい、これを受けて県薬務課の担当者は「次年度から伊勢麻への対応も考えたい」と見直しを示唆した(東京・東京・夕4/9、5/2、週刊新潮4/28)。 [→専門紙『神社新報』参照] |