*大統領職務室の移転に風水論との見方も
| 記事年月 | 2022年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 95 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
| 国名 | 韓国 |
| トピック | |
| タイトル | *大統領職務室の移転に風水論との見方も |
| 本文 | 3月9日に第20代大統領として当選した保守政党「国民の力」の尹(ユン)錫悦(ソクヨル)氏は、20日に大統領執務室を青瓦台(チョンワデ)(韓国大統領府)から6km離れた龍山(ヨンサン)区にある国防省庁舎に移転させ、青瓦台を国民に開放すると打ち出した。5月10日の政権発足に合わせて移転を推進している。「帝王的権力の象徴を国民に返す」というのが表向きの理由であるが、歴代大統領の多くが悲惨な末路をたどったというジンクスがあり、青瓦台の地を「風水や呪術上、不吉だ」と恐れ、避けたい本音があるのではないかと疑う声もある。与党「共に民主党」幹部は、尹氏が風水師の助言を受けている疑いもあると疑問を呈した。2021年10月、尹氏は手のひらに「王」の漢字を書いてテレビ討論会に出演し、呪術を信じているのではないかと物議を醸した。龍山への執務室移転の是非を問う世論調査では反対が5~6割に上がったが、尹大統領は就任式を終えた直後から龍山で仕事を開始し、これまでの青瓦台はその当日から国民に開放した(東京・夕4/11)。 |