*TTP掃討作戦により25万人以上が避難
記事年月 | 2014年4月-6月 |
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号数 | 63 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | パキスタン |
トピック | |
記事タイトル | *TTP掃討作戦により25万人以上が避難 |
本文テキスト | シャリフ政権は6月15日、「パキスタン・タリバン運動(TTP)」などの武装勢力との対話路線を破棄し、北西部の北ワジリスタン地区で同勢力に対する全面的な軍事作戦を開始した。パキスタン軍は同地区に断続的な空爆を実施し、同月20日までに、TTPのメンバーら約252人を殺害(毎日6/22ほか)。これに伴い、同地区の推定人口約60万人のうち、25万人以上の住民が別地域に避難を余儀なくされた。世界保険機関(WHO)によると、同地区ではTTPの宗教指導者によりポリオの予防接種が禁じられていたため、避難民の多くが予防接種を受けておらず、避難先での感染症対策が緊急の課題となっている。TTPは、2011 年に故ビンラディン容疑者の潜伏先の特定に予防接種運動を装った医師らが関与したとし、ポリオ予防接種スタッフをスパイ視している(毎日6/26ほか)。 [→『ラーク便り』62号40頁参照] |