*パレスチナ統一政府の発足
| 記事年月 | 2014年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 63 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | パレスチナ |
| トピック | |
| 記事タイトル | *パレスチナ統一政府の発足 |
| 本文テキスト | 6月2日、パレスチナ自治政府主流派のファタハとガザを実効支配するハマスによる暫定内閣人事が発表された。閣僚の多くはファタハ、ハマスに属さない知識人らで、首相には現職のハムダラ氏が就任。半年後に議長、評議会(国会にあたる)選挙を行い、統一政府を正式に発足させる予定(毎日6/3ほか)。 和平を目指すファタハと「イスラエルの生存権」を認めないハマスは競合関係にあり、ハマスがガザ地区を占拠した2007年6月以降、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区をファタハが、ガザ地区をハマスが統治する状態が続いていた。しかし2013年7月にエジプトのモルシ政権が倒されて以来、エジプトから物資や燃料を供給する密輸トンネルが破壊され、ガザは経済的に困窮。ファタハも和平交渉が行き詰まるなか、統一政府樹立によって求心力をとりもどす狙いがあり、両者は4月23日に統一政権樹立で合意していた(毎日4/28)。 [→イスラエル参照] [→イスラエル参照] [→『ラーク便り』60号40頁、61号43頁参照] |