*高円宮典子さま、婚約内定

*高円宮典子さま、婚約内定

記事年月 2014年4月-6月
号数 63
媒体 国内
大分類 【A-7.皇室】
国名 日本
トピック
記事タイトル *高円宮典子さま、婚約内定
本文テキスト  高円宮家の次女・典子さまと、出雲大社宮司の世襲家の長男で同神社禰宜を務める千家国麿(せんげくにまろ)さんの婚約が5月27日に内定した。女性皇族としては9年ぶりの慶事。同日、典子さまと千家さんは会見を開き、出会いから婚約内定に至る約7年間について語った(朝日・東京5/28ほか)。
ご婚約に関するコメントの中には、皇室と千家家の関わりを神話の時代に遡って紹介するものも見られた。国学院大学の西岡和彦教授は、皇室の祖先はアメノオシホミミノミコト、千家家の祖先はアメノホヒで、同じくアマテラスから生まれた神と説明し、「皇室と神社界の関係がさらに密接となるだろう」と語った(山陰中央新報・松江5/28)。
皇室典範では、女性皇族は一般人との結婚によって皇室を離れることが規定されているため、今回の婚約内定は皇族の数が減ることも意味する。2012年、皇族減少の対策を検討する有識者ヒアリングが持たれ、女性宮家創設の方向性が示されていたが、その後の議論は進展していない。京都産業大学の所功名誉教授は、「今回の婚約内定が、将来の皇室の有り方を具体的に考える契機となることを期待したい」と語った(山陽・岡山5/28ほか)。
宮内庁は6月25日、結納にあたる納采(のうさい)の儀が7月4日に行われると発表した。結婚式は10月の見込み(産経・東京6/26ほか)。
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