*「イスラム国」、支配機構を確立
| 記事年月 | 2014年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 64 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | イラク |
| トピック | |
| 記事タイトル | *「イスラム国」、支配機構を確立 |
| 本文テキスト | 2014年6月29日、実効支配するシリア北部からイラク中部地域においてイスラム国家の建国宣言を行ったスンニ派過激組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」は、組織名を「イスラム国」に改めた(読売7/1)。同日インターネットで公開した動画で「イスラム国」は、民主主義、自由主義、民族主義を西洋の考え方であるとして否定し(朝日7/1)、西欧列強によって形成された現在の中東地域の国境線をシリア・イラク間だけでなくレバノンやヨルダンでも「破壊する」などと宣言した。支配地域では警察や独自の司法・行政機構を組織し、飲酒・喫煙が刑罰の対象となった他、学校・病院では男女が隔離され、女性の就労先も女性向けの学校や病院に限定されているという。また新設されたイスラム法廷は結婚や出産の届け出を受ける行政機関と裁判や刑罰が執行される司法機関の役割を果たしているという(毎日7/1)。 [→『ラーク便り』63号45頁参照] |