*初の直接選挙による大統領誕生
| 記事年月 | 2014年7月-9月 |
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| 号数 | 64 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | トルコ |
| トピック | |
| 記事タイトル | *初の直接選挙による大統領誕生 |
| 本文テキスト | 8月10日、初の直接選挙による大統領選が行われ、エルドアン首相が53%の得票率で当選した。ケマル・アタチュルクによって近代トルコが建国されて以降、政教分離の体制が敷かれ世俗派エリートが中心となって政権を担ってきたが、エルドアン氏はイスラム的価値観を重視し、民族・宗派を問わず保守層の支持を集め、2003年から長期政権を維持してきた(読売8/12ほか)。これまで大統領は国会議員から選出されていたが、2007年の憲法改正に伴い、はじめて直接投票による大統領選が行われた。同氏は「アラブの春」に対し、イスラム主義勢力を積極的に支持する姿勢を示しており、ムスリム同胞団を解散させたエジプト、首長制や王制国家を敷く中東諸国との対立が目立っている(読売8/29)。 |