*人種差別禁止法の改正が国会で可決

*人種差別禁止法の改正が国会で可決

記事年月 2014年7月-9月
号数 64
媒体 国外
大分類 【B-7. 西ヨーロッパ】
国名 ギリシャ
トピック
記事タイトル *人種差別禁止法の改正が国会で可決
本文テキスト  9月9日、国会にて人種差別禁止法の改正案が可決された。経済危機が続く同国では、社会的な不満の高まりから排外主義的な勢力が拡張し、ネオナチ集団による移民襲撃事件などのヘイトクライム(憎悪犯罪)が多発している。法案には、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定する言動を犯罪とすることが盛り込まれ、人種差別やヘイトスピーチに対する罰則が強化された。同国では、極右政党「黄金の夜明け」が支持率を3年で0.29%から7%まで伸ばしている。法改正の背景には、同党の党員や支持者がナチスのカギ十字に似た党章を身につけ、移民を侮辱し、ホロコーストを否定する発言を繰り返していることがある(東京9/17)。
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