*リアルな「ハーメルンの笛吹男」が不人気
| 記事年月 | 2014年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 64 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
| 国名 | ドイツ |
| トピック | |
| 記事タイトル | *リアルな「ハーメルンの笛吹男」が不人気 |
| 本文テキスト | グリム童話の「ハーメルンの笛吹男」で有名なハーメルン市観光局が、史実に忠実な笛吹男の姿を再現した「真・笛吹男伝説ガイドツアー」を始めたものの、観光客の不評を買っている。中世に実在した職業「ネズミ捕り」の姿を再現した襤褸(ぼろ)をまとった姿で、子供の失踪について、「東方植民」「子供十字軍への従軍」「伝染病による大量死」など歴史学的に検討されている可能性を解説する。しかし、観光客には、ピエロのような衣装を着た笛吹男が童話を語る「メルヘン版」のガイドが人気。「リアル版」の予約はその10分の1~20分の1にとどまるとも。観光局は、町の子供に真実の歴史を知ってもらうため、「リアル版」ツアーもやめないと話している。なお、町では子供たちが連れ去られたとされる道は「舞踏禁止通り」と呼ばれ、今でも歌舞音曲の類は禁止されている。呪いを怖れ、そもそも誰も騒がないと話す町民もいる(朝日7/18)。 |