*女性狙う酸攻撃が多発、ヘジャブが焦点か
| 記事年月 | 2014年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 65 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | イラン |
| トピック | |
| 記事タイトル | *女性狙う酸攻撃が多発、ヘジャブが焦点か |
| 本文テキスト | 10月以降、中部都市イスファハンなどで、若い女性に酸を浴びせる事件が相次いだ。11月初旬までに、25人の女性が重度のやけどや失明の被害に遭い、少なくとも1人が死亡した。ヘジャブを正しく着用していなかったことを原因とみる見方もあるが、ヘジャブをきちんと身につけていた被害者もいる。穏健派のロウハニ大統領の就任以降、女性の服装取り締まりが緩和される一方、保守強硬派の政治家が女性の服装の乱れを糾弾するようになり、自警団の服装取り締まりを許可する法案も提出されていた。イスファハンでは、事件の2ヶ月ほど前から「ヘジャブをきちんと着用しなければ酸をかける」との警告メールが出回っていたという。保守派に近いとされる警察は複数の男を逮捕したが証拠不十分で釈放しており、テヘランやイスファハンでは事件に抗議して千~数千人規模のデモが行われた。パキスタンやアフガニスタン、インドなど周辺国でも求婚拒否の報復に酸を浴びせる事件が多発している(朝日・夕10/29ほか)。 |