*シーア派系野党が選挙ボイコット

*シーア派系野党が選挙ボイコット

記事年月 2014年10月-12月
号数 65
媒体 国外
大分類 【B-4. 中東・西アジア】
国名 バーレーン
トピック
記事タイトル *シーア派系野党が選挙ボイコット
本文テキスト  2011年2月の民主化要求以来初の下院議会選挙が、11月22日に実施された。定数40に対し、スンニ派候補者を中心に266人が立候補したが、シーア派系の最大野党「ウェファク」は政権側に有利な選挙区割りなどを不満としてボイコットした。投票日前日には各地で選挙に反対するシーア派住民のデモが行われ、警官隊により鎮圧されていた。バーレーンはスンニ派王室が治める王制国家で、人口の約40%のスンニ派住民と多数派のシーア派住民との間には様々な待遇差別がある。2011年の民主化要求では王制打倒を求めるデモに対し、スンニ派国家であるサウジなど湾岸諸国が軍・警察を派遣して弾圧しており、18議席を擁していた野党「ウェファク」はこれに抗議して全員が辞職、以来補選などもボイコットしてきた(毎日11/23ほか)。
[→『ラーク便り』62号44頁参照
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る