*日本仏教とジェンダーをめぐるシンポジウム
| 記事年月 | 2014年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 65 |
| 媒体 | 専門紙 |
| 大分類 | 10月 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | 中外日報 |
| 記事タイトル | *日本仏教とジェンダーをめぐるシンポジウム |
| 本文テキスト | 第2次安倍改造内閣が「女性重視内閣」と謳ったのを機会とした「伝統仏教とジェンダー」の企画記事。今夏、龍谷大学で開かれた「現代日本の仏教とジェンダー」シンポジウムで、曹洞宗の尼僧は法要での下座に置かれるなどの現状を挙げ、「(尼僧は)居てもいなくても同じで、自尊心が持てず、宗教的痛みを感じる」と<心境を吐露>した。また、浄土真宗本願寺派は3万人余の僧侶のうち約3分の1が女性で男女共同参画実現を目指す提言を2001年にまとめたが、作成に携わった内本紀子氏は、今は提言の存在すら忘れられており「僧侶の研修会で男女共同参画やジェンダーの話を持ち出すと拒絶反応を示す人もいる」と<ため息をついた>。川橋範子・名古屋工業大学教授は「日本仏教の未来を考える上でジェンダーの問題を避けて通ることはできない」と<断言した>(10日付)。 |