「イスラム国」という呼称について
記事年月 | 2014年10月-12月 |
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号数 | 65 |
媒体 | 国外 |
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記事タイトル | 「イスラム国」という呼称について |
本文テキスト | 本号では、シリアを中心に活動しているイスラム過激派組織について「イスラム国」という呼称を採用しています。これは同組織の自称であるイスラム国(the Islamic State/ダウラ・アルイスラーミヤー)に「」を付した形となります。海外メディアや政府の間では、こうした呼称を用いず、地名を冠した旧組織名からくる呼称、すなわちISIS、ISIL、あるいはダーイシュ(Da’ish)などを用いる動きがあります。これは、同組織がイスラムを代表するものではなく、また国家としても認められないという立場で使用されている呼称です。 また、カッコ付きであっても、宗教名を冠した「イスラム国」という呼称を用いることで、同組織を支持しない圧倒的多数のイスラム教徒に対する偏見が生じることを避けるため、一部のメディアではISという略称も用いられています。 しかしながら、複数の呼称が混在している現在、読者の混乱を避けるため、今号の『ラーク便り』では「イスラム国」の呼称を使用しました。今後どのような呼称を用いるかについては、報道の状況をみながら対応していきます。 |