*教皇訪問に熱狂、暗殺計画も

*教皇訪問に熱狂、暗殺計画も

記事年月 2015年1月-3月
号数 66
媒体 国外
大分類 【B-2. 東南アジア】
国名 フィリピン
トピック
記事タイトル *教皇訪問に熱狂、暗殺計画も
本文テキスト  アジア歴訪中のローマ教皇が1月16~19日の4日間、アジア最大のカトリック国フィリピンを訪問した。教皇は17日、2013年11月の台風30号で被害が集中したレイテ島タクロバンで野外ミサを行い、雨の中約15万人が参加した。18日に首都マニラで行われた野外ミサも雨天決行となったが、約600万人が公園や沿道に詰めかけた。ローマ教皇のフィリピン訪問は1995年のヨハネ・パウロ2世の訪問以来20年ぶりで、フィリピンは教皇の滞在日程を祝日とするなど熱狂的なムードに包まれた(産経1/19ほか)。 後日、1月26日付の地元紙『フィリピン・スター』(電子版)が、イスラム過激派組織「ジェマ・イスラミア」の幹部ズルキフリ・ビン・ヒル容疑者らがローマ教皇の車列や野外ミサを狙った複数回の爆弾テロを計画し、人波に阻まれて失敗していたと報じた。同容疑者は2002年にインドネシアのバリ島で202人が死亡した爆弾テロ事件に関与し、フィリピンに潜伏中とみられていたが、1月25日に起きたフィリピン警察部隊との銃撃戦で死亡が伝えられた(毎日1/27)。
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