*ローマ教皇訪問で「平和外交」強調
| 記事年月 | 2015年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 66 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
| 国名 | スリランカ |
| トピック | |
| 記事タイトル | *ローマ教皇訪問で「平和外交」強調 |
| 本文テキスト | ローマ教皇フランシスコが、1月13~15日の日程でスリランカを訪問した。ローマ教皇のアジア訪問は2014年の訪韓に続き2年連続となるが、スリランカ訪問は1995年のヨハネ・パウロ2世以来の20年ぶりとなる。スリランカは、ヒンドゥー教徒が中心の少数派民族タミル人による分離独立運動に伴う内戦を経験したこともあり、教皇は滞在中、宗教・民族間の融和を強調する「平和外交」を展開した。13日には、仏教、イスラム教など4宗教の指導者との対談で、「宗教的信念が悪用され暴力の理由とされてはならない」と語り、宗教に基づくテロを批判。14日には内戦の際の激戦地であった同国北部のマドゥーを訪問し、タミル人と仏教徒が中心の多数派民族シンハラ人の和解を促すなど、民族・宗教間の「共存」を強調した。また同日、最大都市であるコロンボでは、信者ら50万人以上を前にミサを行った。ミサでは、17~18世紀の宣教師ジョセフ・バスを「聖人」とする列聖式も開催された(毎日1/15ほか)。 |