*『昭和天皇実録』発刊 その編修について
| 記事年月 | 2015年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 66 |
| 媒体 | 専門紙 |
| 大分類 | 3月 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | 神社新報 |
| 記事タイトル | *『昭和天皇実録』発刊 その編修について |
| 本文テキスト | 『昭和天皇実録』の第一と第二が3月27日に東京書籍から発行された。24年の歳月をかけて完成したもので、今後5年をかけて本文18冊、索引1冊が刊行される。その編修について元宮内庁書陵部編集課長の米田雄介氏による手記。以下、抜粋。参考にしたのは『明治天皇記』であるが、<昭和史は書かないことにした。実録とは、天皇の御事蹟を確実な史資料を許に明らかにすることであって、歴史を書くことが目的ではないと考えたからである>。蒐集した史資料は次の通り。宮内庁公文書、内閣文庫、外務省外交史料館、防衛庁戦史室などに保管の庁外公文書、都道府県の行幸関係資料などで、また宮内庁幹部職員や側近奉仕者からの聞き取り調査。史資料の正確さについては<編修者は一つの資料に依らないで、できるだけ多くの資料を蒐集し、比較検討の上、真実を見極めなければならない。その試練に耐へるため、編修者には不断の努力をお願ひした>(30日付。皇室関連で16日付に<佳子内親王殿下 神宮に成人の御奉告>)。 |