*「地下鉄サリン事件」から20年 集会開く
| 記事年月 | 2015年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 66 |
| 媒体 | 専門紙 |
| 大分類 | 3月 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | 仏教タイムス |
| 記事タイトル | *「地下鉄サリン事件」から20年 集会開く |
| 本文テキスト | オウム真理教による無差別テロ「地下鉄サリン事件」から3月20日で20年になるのを前に、14日に東京の日本プレスセンタービル(千代田区)でシンポジウムが開かれた。オウム真理教犯罪被害者支援機構、被害者の会などの共催によるもので弁護士、科学者ら事件に携わった当事者が今後への教訓を語った。オウムの本拠だった山梨県旧上九一色村の竹内精一氏は「どうして行政と警察がもっと早く手を打たなかったのか」と指摘。実行犯の林郁夫・無期懲役囚を取り調べた元警察官の稲冨功氏は「(そもそも)宗教関係に関して、どこのセクションがやるのかが明確になっていなかった」と当時の組織体制の不備を明かした。また林受刑者に判決を下した元東京地裁判事の山室恵氏は、「(林受刑者が)真理や救済の美名に惑わされ、視野狭窄に陥って麻原の欺瞞性・虚偽性を見抜けなかった」と判決文の一部を読み上げ、若い人々に向け「美しいものには多くの場合、裏がある」と語った(26日付)。 |