*現情勢踏まえ カトリック戦後70年メッセージ
| 記事年月 | 2015年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 66 |
| 媒体 | 専門紙 |
| 大分類 | 3月 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞 |
| 記事タイトル | *現情勢踏まえ カトリック戦後70年メッセージ |
| 本文テキスト | 日本カトリック司教協議会は2月23~26日に東京のカトリック会館で2014年度の臨時司教総会を開き、25日に戦後70年メッセージ「平和を実現する人は幸い~今こそ武力によらない平和を」を発表した。メッセージは第二バチカン公会議とその後のカトリックの平和を強く求める姿勢に言及し、日本司教団が日本国憲法の不戦の理念を支持し、戦争放棄は「人類全体にとっての手放すことのできない理想」とする。そして戦前・戦中の教団の戦争責任を反省した上で、現在の政治の流れを「集団的自衛権の行使容認によって事実上、憲法9条を変え、海外で武力行使できるようにする」と捉え、日本と周辺各国政府のナショナリズムの強調を懸念。また沖縄への基地押しつけと新基地建設を深刻な問題と認識する。メッセージはおわりにヨハネ・パウロ2世による広島の『平和アピール』における「平和への道のみが、平等、正義、隣人愛を遠くの夢ではなく、現実のものとする道なのです」を引き、諸宗教と世界の人々とともに平和のために働き続けることを「改めて決意します」と結んでいる(キ14日付、カ8日付及び15日付)。 |