*京都市、世界遺産周辺地域などの景観規制強化へ
記事年月 | 2015年4月-6月 |
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号数 | 67 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-1.神道】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *京都市、世界遺産周辺地域などの景観規制強化へ |
本文テキスト | 近年京都市では、出世稲荷神社の跡地や京都御苑東隣の梨木神社、また世界遺産・下鴨神社の境内におけるマンション建設計画が持ちあがり、議論を呼んでいる。下鴨神社境内の建設計画に関して、5月1日には「世界遺産・下鴨神社と糾(ただす)の森問題を考える市民の会」の第1回世話人会が市内で開かれ(京都・京都5/2)、6月7日には地域住民を主体とする「糾の森未来の会」が発足(京都・京都6/8)。それぞれ計画に対して疑問を投げかけた。 このような状況を受け、5月20日までに京都市が世界遺産に隣接するバッファゾーン(緩衝地帯)など、主要寺社周辺の景観規制を強化する方針を固めたことが明らかになった。今後最大61地域で建物の高さやデザインの規制、森林保全などを検討し、条例の制定や改正を行い、2017年度を目処に規制強化を実施する予定。また国に財政支援を含めたバッファゾーンに関する特別法の制定も求めていく。ただし梨木神社や下鴨神社のマンション計画の背景には財政難があり、寺社への支援策をどのように充実させていくか議論が求められている(京都・京都5/21)。 |