*日系企業、イスラム対応で商機狙う

*日系企業、イスラム対応で商機狙う

記事年月 2015年4月-6月
号数 67
媒体 国外
大分類 【B-2. 東南アジア】
国名 マレーシア
トピック
記事タイトル *日系企業、イスラム対応で商機狙う
本文テキスト  東南アジア諸国の経済成長や、ハラル市場の伸び代に期待する日本メーカーのハラル食品開発が相次いでいる。オタフクソース(広島市)は、ハラル対応用の工場をマレーシアに置き、2015年中に東南アジアの日本食レストランにハラル・ソースを提供する計画(中国4/4)。4月1~4日には、首都クアラルンプールで、世界最大級のハラル製品の国際展示会が開催され、2014年にしょうゆ製品で日本のメーカー初のハラル認証を取得した丸十大屋(山形市)を含む日本企業7社が出展した(山形4/3)。 東南アジアなどからのイスラム教徒観光客の来日数増加を受けて、国内市場向けのハラル食品販売を開始する動きもある。マルコメ(長野市)は、ハラル認証を受けた家庭用みそを4月中旬から国内外向けに発売すると発表した(信濃毎日4/9)。伊賀の里モクモク手作りファーム(三重県伊賀市)は、鶏肉を使ったソーセージやハムを開発してハラル認証を取得した。8月以降の本格的な製造販売では、外国人観光客が訪れる国内の宿泊・飲食施設を対象とし、インドネシアやマレーシアへの進出も予定する(日経4/15)。全日空は7月からハラル機内食の提供を始めたが、機内食を輸送する日本通運も日系の物流企業で初のハラル認証を得ている(日経6/30)。
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