*寺社に「油」被害広がる 公開と警戒に苦慮
記事年月 | 2015年4月-6月 |
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号数 | 67 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 4月 |
国名 | 日本 |
トピック | 中外日報 |
記事タイトル | *寺社に「油」被害広がる 公開と警戒に苦慮 |
本文テキスト | 寺院の建物や仏像に油のようなものがまかれる事件が全国で相次ぎ、4月4日に真言宗豊山派総本山長谷寺(奈良県桜井市)で被害が確認されて以来、22日現在で11府県35寺社に広がっている。京都市の東寺をはじめ多くの指定文化財が被害に遭った。東寺は防犯カメラを約60台設置している。しかし<多くの人の信仰の場を奪うことはできないとの悩みもあり>、現段階で文化財の公開をとり止めたところはない。また神社本庁は10日に「神殿の一部とはいえ汚穢によって毀損すれば、文化財指定の有無にかかわらず神明に対して畏れ多い」と、防犯対策を徹底するように各都道府県神社庁に通知した。「文化財保安官」を全国で唯一置く奈良県警は「高画質の(防犯)機器への更新も検討してほしい」と言うが、今回の事件で効果に疑問を抱く所も出ている(8日付、10日付、24日付。神社新報11日付、仏教タイムス16日付に同類記事)。 |