*被災地の「心の復興」に民俗芸能
記事年月 | 2015年4月-6月 |
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号数 | 67 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 5月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *被災地の「心の復興」に民俗芸能 |
本文テキスト | 復興庁は東日本大震災の「心身のケア」を目的とする「心の復興事業」に22の提案を採択したと4月28日に発表した。神社関係では「福島の伝統芸能復興と存続継承していくための基盤作り事業」が選ばれた。これは南相馬市鹿島区の日吉神社の祭礼「お浜下り」における民俗芸能の復興などに取り組むもので、NPO法人「民俗芸能を継承するふくしまの会」が提案したもの。同地区では多くの式年の浜下りの祭礼があるが、重要な祭場となる浜辺が津波によって壊滅し、海辺の集落の住民は避難生活を余儀なくされている。震災後に復活した伝統芸能は1割強のうえ、再開後1~2回実施した後、中断してしまった例も多いという。日吉神社の場合も180戸ほどあった海辺の集落は津波により約20戸までに減少している(18日付。関連で同日付に南相馬市・山田神社の「みんなの鎮守の森植樹祭」の記事)。 |