*ヒンドゥー教徒が人口の8割を下回る
記事年月 | 2015年7月-9月 |
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号数 | 68 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | インド |
トピック | |
記事タイトル | *ヒンドゥー教徒が人口の8割を下回る |
本文テキスト | ヒンドゥー教徒が多数派のインドで、1951年の国勢調査の開始以来、ヒンドゥー教徒の占める人口比率が初めて8割を下回ったことが8月25日の政府発表で明らかになった。今回の調査結果で発表された2011年時点のデータによると、総人口約12億1千万のうち、ヒンドゥー教徒が占める割合は、10年前に比べ0.7%低い79.8%となった。また、イスラム教徒については、0.8%増加し、14.2%となった。インドでは、イスラム教徒の家庭には子どもが多いのに対し、都市部のヒンドゥー教徒には、教育費などの経済的負担から出生率が低下する傾向がみられる。今回、2011年時点の統計が発表されたことの背景には、現政権であるインド人民党(BJP)がヒンドゥー教徒の減少という結果を公表することで、ヒンドゥー保守派の危機感に訴え、秋以降の地方議会選を有利に進めようという思惑があるとみられる(毎日・夕8/27ほか)。 |