*伝統儀礼を奪ったエボラの流行
| 記事年月 | 2015年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 68 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-5. アフリカ】 |
| 国名 | リベリア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *伝統儀礼を奪ったエボラの流行 |
| 本文テキスト | 首都モンロビアの集落には、遺体を自宅に安置して近親者が遺体を洗う葬送儀礼があり、これがエボラ蔓延の原因とされてきた。そのため政府はこの慣習を禁止し、感染者の遺体を火葬するよう指示した。死者を悼む儀礼を禁止された住民の反感は強く、諸部族の首長や長老らによる評議会議長のザンザン・カウォル氏は「死者の尊厳を保ち、埋葬する。それが私たちの文化であり、生活の一部だ」と、火葬に否定的な意見を政府に伝え続けた。エボラ流行の終息が宣言された現在、住民は儀礼の再開を望んでいるという(東京・夕7/23)。 |