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<「終戦の詔書」から70年の節目にあたる>8月15日の靖国神社の状況。(1)「英霊にこたえる会」主催の第40回全国戦歿者慰霊大祭で寺島泰三会長は、14日の首相談話について「『お詫び』という文言は使用されないものと期待していた」との<思いを述懐した>。なお同首相談話には「(先の大戦の行いについて我が国は)心からのお詫びの気持ちを表明してきました」とある。(2)参道において「終戦70年若人の集い」が開催され、「東亜諸民族の植民地解放を目指した大東亜戦争の理念は」「現代のアジアにも脈々と生きており」との宣言文が確認された。インド、ミャンマーなど4ヶ国出身者のうち3人は同宣言に沿った発言を行った。(3)日本会議などが主催する「第29回戦歿者追悼中央国民集会―終戦70年、今こそ英霊の名誉回復を!」が参道で開催された。同会議の田久保忠衛会長は首相談話が「『侵略』の文字は使用されているものの主語は示されていない」と高く評価した。(4)「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」では161人(うち代理94人)が参拝。昨年より33人の減。また高市早苗総務大臣など女性3閣僚が昇殿参拝した。なお1面トップは政府主催の「全国戦没者追悼式」の記事(24日付。関連で24日付、9月14日付に各地の護国神社における「終戦70周年臨時大祭」の記事)。 |