*法隆寺金堂壁画の科学的調査の実施を発表

*法隆寺金堂壁画の科学的調査の実施を発表

記事年月 2015年10月-12月
号数 69
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
記事タイトル *法隆寺金堂壁画の科学的調査の実施を発表
本文テキスト  法隆寺は11月11日、1949年の火災で焼損した同寺の金堂壁画について、初となる科学的調査を実施すると発表した。学識者らで保存活用委員会を設立し、劣化の有無や最適な保存環境などを探る。壁画は7世紀に描かれた日本最古の仏教絵画で、インド・アジャンタ石窟群や中国・敦煌莫高窟(ばっこうくつ)の壁画と並ぶ世界的傑作。釈迦や薬師などの群像を示す大壁4面(高さ約3m、幅約2.6m)と、各種菩薩を描いた小壁8面(同、幅約1.5m)の計12面で構成され、釈迦三尊像を祀った金堂の内壁を飾っていたが、1949年の火災でほとんどの色彩を喪失。これを機に翌年、文化財保護法が成立した。火災後は土壁ごと取り外され、新築の収蔵庫に保管された(朝日・東京11/12)。
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