*女子教育の推進と反発

*女子教育の推進と反発

記事年月 2015年10月-12月
号数 69
媒体 国外
大分類 【B-3. 南アジア】
国名 パキスタン
トピック
記事タイトル *女子教育の推進と反発
本文テキスト  マララ・ユスフザイさんがノーベル平和賞を受賞して1年、同国では女子教育や人権問題の改善に取り組む動きが活発化している。南部シンド州のアースーさん(21)は、「シンド州のマララ」として、故郷の村で4~16歳の約330人が学ぶ私設の学校を運営する。2014年の開校時にはアースーさんの自宅が教室だったが、地元有力者からの寄付が集まり、今ではレンガ造りの3棟の教室が建つ。また、北西部カイバル・パクトゥンクア州のハディカ・バシールさん(13)は児童婚の廃絶を求める活動がメディアなどで注目されている。ただ、パキスタン国内では、イスラム教を不当に批判する「欧米諸国の手先」としてマララさんを捉える見方も強く、女子教育に反発する声も小さくない。全パキスタン私立学校連盟は、『わたしはマララ』への批判をテーマとした『わたしはマララではない』を出版すると11月に発表している(読売12/11)。
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